最近ツイッターで思ったことをすぐ書いちゃう癖がついちゃって、なかなか考えをちゃんと深く掘り下げることをしてなかった。睡眠時間を削って作業してるような状態だから、それはそれでしょうがないんだけど。だから、ちょっとだけ考える時間作った。
ボカロを使い始めて、『喜兵衛』と名乗って曲を作ってるけれど、作るたびに自分の才能のなさに驚く。仕事でもそう。デザイナーとしてデザインなんてやってるけど、デザインの才能もまた、全然無いんだ、これが。
謙遜してるんじゃなくて、本当にただそう思う。ここで言ってる才能っていうのは、技術やセンスのことじゃない。理想を思い描き、持ち続ける力のこと。言い換えると、確かな価値観を持っていること。理屈を超えて、良い、悪い、の基準を持っていること。
自分には、それが足りないと思う。もちろん、他人と比べられるものじゃないから、そう思うってだけだけど。でも、自分の中で「こうしたい」っていうのが明確に出来ないことが多いのは本当。
だから、第3者を持ってくる。『こういうものを作れば、その人が喜んでくれるんじゃないか』というのを、理屈や経験や取材から想定して、それを『理想』の代わりにする。誰かに喜んでもらえるのは嬉しいし、それが仕事相手であれば、次の仕事につながる。
才能無いけど、無いなりのやり方ってあると思ってる。だから『才能ないから絶望した!』みたいにはならない。無いならないなりのやり方でやるだけ。自分の場合は、それが『誰かのため』を仮想することだった。
今、動画公開に向けて準備が進んでる新作も、そんな感じでひそかにある人を想定して、その人に喜んでもらうのを理想として作ってみた。出来上がって真っ先に聞いてもらって、どうやら喜んでくれたらしい。
その瞬間、この曲が好きになった。