作詞作曲:喜兵衛
雨あがる空 耳をかすった
白い足音 纏う体温
浮かんでは消え 触れては融けて
水たまりには 浮かぶ空白
中身は無くても 形を作った
その意味を忘れても
僕らは歌を歌う
消えないように
消さないように
また歌を歌う
まるで祈りのように
花は眩しい 吐息は迷子
目に映るもの 呼吸に触れた
思い漂い 心彷徨い
空っぽのまま 記号を連ねた
伝える言葉も 物語もなく
その意味も探されず
僕らは歌を紡ぐ
消えないように
消さないように
また歌を紡ぐ
まるで呪いのように
僕らは歌を歌う
呟くように
囁くように
また歌を歌う
まるで子供のように
歌を紡ぐ
消えないように
消さないように
また歌を紡ぐ
この呪いとともに
歌を歌う
消えないように
消さないように
その篝火を
まるで祈りのように